ある音楽家の方がお話されておりまして
その内容と口振りに
妙な苛立ちを覚えまして
先人たちへのリスペクトも無く そのくせ誰も踏んだことのない地平に足いれて傷だらけにもなってないのに
面白くないのに
笑うことすら出来ないのに
新しくもなんともないのに
[他人の曲]の呪縛から逃れることの出来ない分だけDJの方がまともだわ
結局 音楽を「メシのタネ」としか思ってないんかな
楽器も出来ない 歌も満足に歌えない
それでも音楽が死ぬほど好きで人の音楽使っても音鳴らしたくってミキサーいじり倒す行為は 自己表出になると思う
pureとかよくわからんけど のた打ちまわってバカにされても それでもやり続けた奴にしか掴めないものってあるはずで
妄想承知で それを信じてやり続けてる
闇の一番奥で光る パンドラの箱の中みたいにさ
暗黒の中 なんかよくわかんないけど 爆発して 全ての謎を生み出し 生命の悲喜の根源となるビッグバンみたいにさ
と 熱く語ってみたら 私自身も彼と対して変わらない事に気がつきました
評価は他者がするもので
作品が全てであり
表現が全て
ならば 表現として伝えられたら それでよく
花は綺麗と言われたいから咲くのではなく
短い時期を精一杯咲く姿に美を感じることもあるわけで
またなに言いたいか わかんなくなってきましたが
たかが音楽 されど音楽
たかが音楽 だから音楽
ただの言葉遊び
でも 「だから」ってつけると 小さな決意表明みたいで 「それでもやっちゃうぞ」って覚悟を感じるから
だから私は ヘッドホンをつけて 音を探る旅に出かけるのです
タンポポ摘んだりするように ドクタミ触ったりするように
音の花を拾い集めて 届けたいなと思うのです
人で溢れたフロアーに
誰もいないフロアーに
音の花敷き詰めてみたいと思っているのです